ゆうちょ、地銀と連携構想 低金利対応、運用を受託
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受託額数千億円…一般論としては大きい金額だが、こと金融機関の運用額という点では、地銀全体からすると大した金額ではないという印象。
なお、郵貯に関して預貸比率(預金額に対しての貸出金の比率)が2.26%と極めて低いのに対して預証比率(預金額に対しての有価証券の比率)は47.85%となっている。
数字としては預金は179兆円に対して、貸出金4兆円、有価証券86兆円。数値はいずれも2017年3月期末の数値で、ゆうちょ銀行のディスクロージャー誌より。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/ir/financial/pdf/2017_01.pdfそう来たか、という感じ。農協が資産運用を農林中金に任せ、信用金庫が信用中央金庫に任せるようなもの。これは評価に値する。資産運用は資金量が大きいほど有利なのは自明だし、個々の地銀に任せていたら、どこかの証券会社に変なもの勧められて経営危機に陥られても困る。地銀は本来の貸出業務と貸出先の経営サポートにリソースを集中すべき。おそらくは、森金融庁長官もこの件を推進していそう。
証券会社は上客の地銀が自前の運用を縮小することでダメージ大きそう。それに、ゆうちょもスルガ銀行のローンだけ提携して販売するわけには行かなくなるかも知れず、スルガ銀行もマイナスかな?