ヤマトにしかできなかった荷主への物言い、物流費の適正化じわり
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人手不足と需要増でキャパオーバーなのは明らかでしたから、ヤマトが先陣を切らなくても、必ず値上げの動きは広がったと思います。実際、運輸業の賃金は、他の産業に先駆けて数年前から上昇していました。
もともとは、佐川がAmazonの物流から撤退したことから始まったこと。ヤマトは、大手の中で真っ先に値上げ交渉に入らなければならないほどに追い込まれた。粗利益より売上高で経営計画を立てた結果ではないか。
【追記】
企業の栄養となる粗利益は、「1個あたりの粗利×個数」で生まれるのであって、単価は関係ない。安易な1割引2割引をする人は、粗利をその数倍割り引いているという事を知らないといけない。つまり、同程度の粗利益を維持したければ、割り引いた以上の割合で個数を増やさなければなりません。ヤマトさんが言い出さなければ、今年の変化はなかったでしょう。その点、同じ物流業としてとてもありがたいことでした。
依然として、物流は簡単であり押さえることの簡単なコストとしか見てない荷主様は多いですが、そういった荷主様は切っていく方針になっていくでしょう。
ただ、物量というのは、値上げしようとどうしようと減ることはない。ということは、人とトラックはどのみち増やしていかなければならない。
特に人手不足が叫ばれるなかで、中型・大型の免許持ちも減っていく、という部分にたいして物流業全体としての新しい解決が必要となっています。