日経平均は4日続落、大手通信に売り 先物主導で荒い値動きも
コメント
注目のコメント
日経平均株価は141円安で4日続落なっています。
米国株がNYダウで76ドル安と6日ぶりに反落したことや、112円前半の円高進行を嫌気して、今朝の東京市場は70円近く値下がりして始まりました。
寄り前に発表された日銀短観は大企業製造業DIが5期連続改善も先行きには慎重で、手掛かりにはなりませんでした。
楽天のケータイ参入による競争激化が嫌気され、通信株が軒並み安となったことが市場のムードを冷やし、週末の手仕舞いが嵩んで前場の内に216円安まで下げる場面もありました。
後場は日銀のETF買い観測や一部通信社が伝えた追加緩和記事もあり、下げを一気に帳消し、プラスに転じる逆転高までありましたが、最後は売り直されて引けるなど、「餅つき相場」の様相です。
週を通せば270円安と続落です。FOMCの利上げで少し円高になったことが重しでした。
来週はクリスマスの前週で外国人投資家の売買も減り、国内勢だけで底堅くなると観ています。
イベントも日銀金融政策決定会合くらい、あとは米税制改革法案がどうなるのかに関心が向かいそうです。日経平均株価は4営業日続落、TOPIXは3営業日続落。東証1部騰落銘柄数は値上がり629/値下がり1,343と売り優勢。業種別では上昇6業種/下落27業種。水産・農林業、空運業、小売業が高く、情報・通信業、海運業、電気・ガス業が安い。東証1部売買高は18.4億株。東証1部売買代金は3.3兆円と12月8日以来5営業日ぶりに3兆円超。2兆円超は48営業日連続。
為替、ドル円は朝方から午前、午後にかけて112.1-112.4円のレンジでのもみ合いに終始。
日経平均は寄り付き22,621.36円、前日比-73.09円。前場寄りしばらくは下げ幅を拡大、その後は前場引けにかけて安値圏でのもみ合いとなり、引け間際に日中安値22,478.32円(11:20)。後場に入ると寄り付きから下げ幅を縮小し、しばらくもみあった後、中頃にかけてさらに下げ幅を縮小、一時プラス転換し、日中高値22,745.09円(14:01)。以降は大引けにかけて再びマイナス圏に落ち込み、下げ幅を拡大。終値は22,553.72円、前日比-141.23円。