ディズニーが6兆円買収 20世紀フォックスを傘下に
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それほどまでにNetflixやHuluが恐ろしいということでしょう。また、これまでコンテンツホルダーとプラットホームの戦いは、常にプラットホームが勝利してきましたが、映像コンテンツではそれを許さないとコンテンツホルダーの巨象が立ち上がった感じです。いろんな意味でエポックメーキングな買収です。それはさておき、私はNetflixとHuluの両方を使っていますが、ハリウッド映画はもうお腹一杯で、日本、韓国、欧州、中東などインディーズ系映画をあまり見られないもどかしさを日々感じています。そこを改善してほしいと思います。蛇足でした。
下記会社プレスを見ると、IPとしてはX-menやアバター、シンプソンズといった、あとはナショナルジオグラフィックなどの番組が含まれ、スタジオ・CATVネットワークも。Disneyとしては、顧客への直接的な提供をできる幅が広がり、またHuluへの持ち分について今回の買収でDisneyが過半を超える。21st Century Foxに残るのはニュースチャネルなどで分離後、新規会社として上場。
買収は株式交換で行われ、Disneyがそれに伴い発行する新規株式は発行済み株式数の約25％に相当。買収によってまず20億ドル規模のコスト削減を見込む。
http://bit.ly/2jTYekNDISによるFOX部門買収、詳細はこちらが良いと思います。
https://ditm-twdc-us.storage.googleapis.com/DIS-Transaction-Announcement-12-14-17.pdf
買収効果としては映画等のコンテンツ、世界へのアクセス、DTC (direct to consumer)能力の強化、＄２Bのコストシナジーが挙げられており、気になったのはHuluの持分が60％になること。
買収のバリュエーションについてはスライドp15にあり、CY2018調整EV/Ebitdaが11.9倍、コストシナジー勘案後に8.3倍とのことです。
あまり土地勘がないので「安くはないな」という印象でしたが、株価は+2.75％上昇しましたので株式市場は好感したようです（現状のDISのEV/Ebitdaは実績ベースでおよそ11倍弱とみられます）。
