「プレイングマネジャー」が絶対やってはいけない仕事の仕方
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「スーパープレーヤーには、無理して不得意なマネジメントをしてもらわなくて良い」という発想の制度を導入したことがあります。
題して「親方制度」。
スーパープレーヤーは、自分と波長が合って「こいつなら育成できる」と思った人間だけを自ら選んで「弟子入り」させる。弟子は、親方の背中を見て勝手に学ぶ。親方はマネジメントは苦手ですが、叱り飛ばしながら個別指導するのは意外と得意。弟子も親方のことを心底尊敬しているので、がんばって成長する。
スケールこそさせませんでしたが、しっかり機能したことを覚えています。優秀なプレイヤーだった人ほど「何でできないんだ!」と部下を叱責したり、反省会議を何時間も長々したりしますよね。
マネージャーは、プレイヤーとは別の仕事です。異なる能力が必要となります。自分自身の成果だけでなく、部下のフォローや相談に乗りながら、目標を共有してチームの士気を高め、チームとしての成果をあげる術を身につける必要があると思います。日本で「優秀なプレイヤー=優秀なマネジャー」と思われやすいのは、結局マネジャーの大部分が優秀なプレイヤーの出世の結果だからだと思います。
もしドラでは、プレイヤーとしてはイマイチだった部員をキャプテンに任命していました。企業の中では年収の問題もあって難しいですが。