AIと量子コンピューティング技術による新時代の幕開け
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量子アニーリングは、NP困難な「巡回セールスマン問題(TSP)」のような組み合わせ最適化問題に特化した量子コンピューターなので、汎用性が低いのが悩みどころ。(汎用化が不可能というわけではないが)
私が学生時代を費やした磁気秩序のモデルが使われているので、おおよその理論はわかるのはありがたい。
「プログラムの必要がない」とありますが、要するにいわゆるプログラムができない。
計算の処理速度そのものが速くなったわけではないので、ムーアの法則を超えたわけでもない。
汎用性のある量子ゲート方式で50キュビットを実現したというIBMの動向にも注目したい。こちらもなんだかんだで誤り補正やなんやら限界があるんですが。RSA暗号解読には1億ビットいるとか。
参考
Commercialize quantum technologies in five years
http://www.nature.com/news/commercialize-quantum-technologies-in-five-years-1.21583量子コンピュータという単語は聞いたことがありましたが、正直理解できていませんでした。この説明は非常に分かりやすかったです
「訪問都市が30にもなる場合、その最適解を総当たりで計算するのに従来型のコンピュータでは、なんと8億年もかかると言われます。ところが、デジタルアニーラを使うと、わずか1秒以内で解けるようになります。」
どんなスピードなんだ…デジタルアニーリングの力に驚きました。量子の技術方式の違いが分かりやすい。まあ目指していることは同じでアプローチが違うだけなので、性能と信頼性の面でどうちがうか、競争になっているのが今。そして、今のところゲート方式よりアニーリングのほうが、汎用性はないけど、性能的に進歩しているところ。
流行りのAIとも相性がいいという点でも注目。
早くゲームチェンジできる分野を開拓することが次の課題か。