仕事で自己実現を目指してはいけない「サラリーマン」という身分
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これまでの大手企業人事部門の考え方が下記の文章に凝縮されています。
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「大手企業の採用責任者が見ているのは、その学生が『興味の持てない仕事、裁量権のない仕事、希望していない地域での勤務』を命じられても、組織のなかで縁の下のちから持ちの役割を果たせるかどうか」
「目立った能力や特別な資格を持つ人材を採りたいとは思っていない」
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一体いつの話をしているのでしょうか。これは、企業に本来の戦略など必要なく業務執行能力だけで闘えた時代(マイケル・ポーターに「日本企業には戦略がない」と喝破されたことを思い出します)、そしてメンバーシップ型の雇用を維持できた時代の話だと思います。
しかし、そんな時代はとっくに過ぎ去っている。今後は、人事部門こそが企業変革をリードするぐらいのことをしないとその企業自体が生き残れない。
引用した考え方では、企業に変革力は生まれない。
なぜならば、「縁の下の力持ち」をしっかりやれる人の中からしか経営者が選ばれないから。強いリーダーが生まれるはずがない。
加えて、「縁の下の力持ち」だらけの企業の社員が、顧客や競合の変化を敏感に察知し大きなアラートを鳴らすはずがないから。組織としての変化察知能力が高まるはずがない。
人事部門の変革こそが、多くの企業にとって最優先の経営課題だと思います。【記事より】
会社が求めているのが社員の「能力」ではなく、「組織のなかで働けるか」
「目立った能力や特別な資格を持つ人材を採りたいとは思っていない」
「興味の持てない仕事、裁量権のない仕事、希望していない地域での勤務」を命じられても、組織のなかで縁の下のちから持ちの役割を果たせるかどうか
私の意見は、組織の中でも自己実現は可能であり、チーム内で自分の特性を明確にすることが自己実現への近道となる。そこで手段として、持ち味の技能を社内にアピールする。
要は自己実現や意見を反映してほしければ、まず目の前の仕事で成果を出し、チーム内での存在を際立たせることに注力することを目標にすればよい。わたしは経営戦略コンサルを5年やり、新規事業をやるために製造業へ入りました
大学時代に弁理士試験にうかり、工学研究科で人と機械をつなぐテクノロジーをまなび、30歳にしてこどもふたりを育てています
企業には、基盤事業を滞りなく計画的に管理運用するベース人材と、新規事業を創出して赤字の時代を乗り越えて次の柱にするカオス人材が求められると信じています
わたしは、カオス人材として旗を立て、カオス人材が組織で活躍できるような会社へと、自部門から変えていきたいという信念で、日々はたらき、NPでコメントしてます
がんばります