なぜ人は「インスタ映え」したがるのか - プライベートを切り売りする理由
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「幸せ自慢」「リア充自慢」「学歴自慢」「高い意識系自慢」「友達多い自慢」「金持ち自慢」「賢さアピール自慢」などをする際は、言葉にすると嫌味になるので、間接的に写真を投稿し、行間を読んでほしいという投稿者の狙い。
Facebookなんかは、普段なかなか会えない人たちとのコミュニケーションとしては有効ですね。
私はそうした目的で使っています。だから、勤務先の関係者は普段からコミュニケーションがとれるので、Facebookの友達にはあまりいませんし、そもそも仕事のことは情報漏洩の観点から、投稿しないようにしています。SNSで集客したりするのであれば、また話は別なのでしょうけども。作家の井上ひさしさんは「エッセイとは自慢である」と書いています。どんなに素晴らしい文体でも、どんなに素晴らしい考察があっても、どんなに自虐的でも、人に自分もプライベートを開陳することはやはり「自慢(承認欲求)」の要素とは切っても切り離せないのかもしれません。
インスタはエッセイ以上に写真という参入障壁が低い分野です。それを是とする人は、そもそも皆承認欲求はあるのだから「お互い様」として利用し合えばよいという考え。
それを非とするは、かつての作家が色々な勉強をして初めて書く場を与えられ、「自慢の機会」を与えられたのに、下積みなく承認を得ることを認めたくないという態度なのかと思います。
ただ、かつてのロックやラップもそうだったように、一見参入障壁が低そうな分野でも、やってみると奥深く、その中で格差が生まれることがほとんど。実際現在のインスタ有名人は皆さん本当に研究熱心だなと思います。