ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える 破壊的イノベーションを戦略的に利用せよ
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「地球スキャンの民主化」という文中キーワードが象徴的。日本では宅配などの実証実験も行われてますが、ここでも述べられているように、"「モノの配達」ではなく「データの取得」" がドローンビジネスの本分でしょうね。kgオーダーの物体を運ぶために必要な機体は相応の大きさとなり、大きな騒音を出して飛ぶモノが、宅配の代わりにしようとすると皆さんの自宅上空に大挙して飛来しまくる姿は自動運転でも想像しかねる話だと、第一人者も述べてます。
↓ハウステンボス富田CTOの話
https://news.mynavi.jp/itsearch/article/solution/2463
コマツのスマートコンストラクションでは、この工事現場のドローンによるスキャンから3D図面化、工期シミュレーションまでを丸一日あれば高度にできてしまいます。熟練工が不足する時代の技術の使い方として圧巻と言わざるを得ません。クリス・アンダーソンのドローンの見立ては正しいと思う.
ドローン自体はIoTデバイスの一つです.移動ロボット(自動運転車など)は2次元平面上のデバイスであり,飛行ロボット(ドローン)は高さ方向,3次元空間上に配置されるデバイスです.ドローンというと,マルチコプターを想像しますが,未来には,固定翼機,長時間滞空するタイプ,無人,有人など様々な形態の飛行ロボットが存在するはずで,それぞれがネットワークによって有機的に結合され,「情報の民主化」が進むのでしょう.
一方,飛行ロボットのもう一つの役割は,人間が行けない場所に低コストで行くこと.「モノの配達」も地上を伝わって配達するより,3次元的にアクセスしたほうが経済的であるなら飛行ロボットを活用したほうが良い.それと関係あるのが,Dull,Dirty,Dangerousのいわゆる3D環境(3次元ではないですよ)での活用.農業での農薬散布とか.
記事にあるように,現在,ハードウェアとしてのドローンは急激にコモディティ化(ありふれた道具)に向かって進行しているのは間違いなく,その点で我々研究者にとっての研究ネタは無くなりつつある.ドローン・ファンドなどが出てきて,実ビジネス対象になったのは望ましいことです.
3年前に出版されたのクリス・アンダーソン著の「テクニウム」 http://amzn.to/2AamR2S には「ドローン」なんて言葉が出ていなかったことが,テクノロジーの進化の速さを感じさせます.データの取得用途でも、ドローンのビジネス拡大が見込めるとの事。
ただ定点カメラ+IoTが効く領域もある。動的に飛び回り、データ取得が必要な用途にドローンは活きるでしょう。
経過観察をしたいデータなど。