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現在の宇宙の大きさの約1/10(赤方偏移が7.5なので正確には1/8.5)の大きさの宇宙の時に、超巨大ブラックホールの存在の証を観測したとのこと(※)。これまでも赤方偏移が6〜7あたりに超巨大ブラックホールはいくつか発見されており、今回の研究はさらに過去の宇宙に見つかったという意味で記録を更新したということ。ただし、宇宙誕生から数億年後という初期宇宙に、どうやってこんなに重いブラックホールができたのか?という天文学上のオープン問題に一石を投じる研究であることは間違いない。

>Saitou先生
遅れてすみません。これよく聞かれるんですが、分かりませんとしかいいようがないのです。他の宇宙があるとか完全な無であるとか想像に基づいたいくつかの仮説はありますが、検証のしようがないので、科学的には分からないとなります。面白い仮説としては、ブラックホールが我々の宇宙とは別のベビーユニバースにつながっているという仮説があります(その意味では我々の宇宙の外には別の宇宙があるという仮説ですね)。一般に物理的情報というのは保存されるのですが、ブラックホールに物質が飲み込まれるとその物理情報が消失してしまいこの保存則を破ってしまう、ということで大きな問題になっています。それで、ブラックホールが我々の宇宙とは別のベビーユニバースとつながっているとすれば、そこに失われた情報が保存されているのだ、したがって保存則を破らないという仮説があります。量子情報理論と一般相対性理論の境界領域にあるこの種の問題をつきつめていくと、こういう誰にも思いつきそうなクレイジーな仮説がある種の説得力を持って見えてしまうというのは面白いですね。

【※】
Nature
https://www.nature.com/articles/nature25180
arXiv
https://arxiv.org/abs/1712.01860
重力波源のブラックホールの合体といい、この130億光年先の8億太陽質量といい、宇宙はほんとイマジネーションのはるか上をいくな、、、、、

人間の小ささよ。
宇宙が生まれる前は何がそこにあったのかなぁ、膨らむ宇宙の外側には何があるのかなぁ って小さい頃思っていたのを思い出しました 早崎先生教えて!

早崎先生
年末の忙しい時期、貴重なお時間を割いてお答えいただいたき、ありがとうございました!!  良い先生でらっしゃるんですねぇ