【直撃】ついに口を開いた、「ZOZOスーツ」を支える男の全証言
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11月末に発表されるやいなや、話題をさらった採寸用ボディスーツZOZOSUIT。共同開発した、ニュージーランドのセンサー開発企業CEOに単独インタビューを行いました。
大学の研究室で2006年から開発を進めてきたという彼らの技術は、どこがすごいのか。どういうメカニズムで採寸が可能なのかというセンサーの話に加え、1年以上世界を回って出資者を探した苦労話など、深く語ってもらいました。
ちなみに、彼らのセンサーはNASAでの基地のモニタリングにも使用が検討されていて、今年頭にNASAがテストした6社のセンサーのうち、次の審査に進む2社に選ばれたとのこと。今後の活用も楽しみです。この手の柔らかセンサのポイントは、繰り返し性能です。柔らかくしようとすると、伸ばした後に元に戻らなくなりがちで(一旦膨らませた風船みたいな)精度が下がります。
その意味で、「採寸」にしたのは上手いなぁと思います。日常的に着て何かを測り続けるというような用途になると、何度も伸び縮みを繰り返すので、劣化が早いと思うわけです。採寸ならその頻度がとても低い。
更には、日常使いでないことで、洗濯に対する耐性等にも余り言及しなくて良い。洋服のサイズのバリエーションはそこまでないので、そもそもそこまでシビアな計測精度は要求されない。等々。
記事の途中にもありましたが、見せ方として「採寸」にフォーカスすることで、こんなに良いことずくめになるわけで、感心しました。
もちろん、繰り返し性能も良く、洗濯に対する耐性等も高い製品なのかもしれないですがゾゾの新しいプライベートブランドを支えるのが、この不思議なベンチャー企業が開発を支えたゾゾスーツです。その創業者が、Newspicksの取材に答えてくれました。ちなみにすでにスタートトゥデイは出資をしており、今後、出資比率を上げられる契約になっています。
彼らがすごいのは、新しいウェアラブルデバイスの試作品をわずか20日間で、製造までしてくれること。通常は9ヶ月かかるという試作期間を劇的に短縮させています。
今後ゾゾスーツが日本中にばらまかれると、サイズフィッティング以上のさまさまなことが実現できそうです。