(耕論)里親は根付くか 津崎哲郎さん、塩崎恭久さん、坂本歩さん
朝日新聞デジタル
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里親としてさまざまな事情の子どもを養育する方々には頭が下がる。もしかしたら、生まれたばかりとか、3歳時くらいの子どもを預かっていくというイメージもあるかもしれない。
しかし、当然事情はさまざまで、17歳くらいで突然両親が交通事故にあってということもあれば、ずっと虐待を受けていて10代半ばを越えて自ら声を上げることができるようになったり。
里親さんは本当に素晴らしい方が多い一方、私が知り得る限りではその高齢化がかなり進んでおり、今後、経済性を含む里親になることができる家庭がどれだけ残るのかは不明だ。
より家庭的な環境下での養育が望ましいとするならば、里親家庭への資金的サポートも充実すべきであり、加えて、里親家庭にあって大学等に進学を希望する子どもたちの負担をどれだけ低減できるかも課題だ。
18歳で学費や生活費を稼ぎながら、頼る身内もなく自立して生きていくには、この社会はあまりにも厳しい。子どもたちは選んで、願っていまの環境下にいるわけではなく、それに抗うこともできない存在だ。だからこそ、私たちは本記事にある「里親」というテーマを広く共有することから始めたい。分かりやすい。難しい数値なのかもしれないけれど、できる気がする数字感覚。
あとは、児童相談所にやれ、というのではなく、きちんと職員を配置できるように国や自治体が環境をつくっていく必要が!
>里親への委託率は現在17%程度で、未就学の子の75%とした目標は高すぎ、現実離れしているという意見もあります。しかし、試算すると人口120万人の都市で年9人の里親を増やせば達成できます。突拍子もない目標ではないのです。