アウディ、ビッグデータとAIについて従業員の研修開始
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データを扱う能力はすべての知的労働者の基礎教養になりつつある。しかし、ビッグデータや人工知能の分野の専門知識を身につけるというが、どのレベルなのか。コンピューター技術者であっても、AIは巷のサービスを使いこなせるレベル(さらにその中でもレベルがある)からそのサービスを作る側の研究者レベルの人までさまざま。ブラックボックスとしてのAIを使うので十分なことも多い。もちろん、今後のモビリティを考えるとアウディでもコア部分に携わる人は多いと思うが、基礎教養として多くの技術者に学ばせるのはどのレベルかは知りたい。
また、以前、メルセデスのAI研究責任者がAI研究には哲学的なアプローチも必要と言っていたが、そのような思想や倫理はどのように教育するのかも気になる。こうした研修自体がどれだけ実際の業務に直結する知見の形成に即するかはもちろん議論があるところだが、少なくともこうした領域が未来をつくるということを組織全体に明確に示す大きな手段となる。
あくまできっかけであり、社内広報であり、しかしそこから自発的に個々人が意識を変えて学び実践することを期待する取り組みなのかと。会社の中のデジタル化推進ですね「アウディは今後数年間で、すべての部門の従業員がビッグデータ分野における資格を取得することを目指す。これにより、アウディがデジタルな自動車メーカーに変革することを推進していく」