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【人権】世界から非難、オーストラリアの無慈悲な難民対応

NewsPicks編集部
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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    難民特集(無料)の第2回は、オーストラリアの事例をフリージャーナリストの海野麻実さんが取材、執筆をしました。難民施設内の多数の写真と、動画を掲載しています。こんな状態に置かれてしまっているのか・・・ということが伝わると思います。

    多文化主義による積極的な移民と難民の受け入れの後、今、直面している豪州のジレンマ。受け入れるも、受け入れないも、どちらにも言い分があり、一筋縄ではいかないことを理解する事例の一つと思います。

    明日公開の第3回では、話題になっているロヒンギャについて、「緩衝国」マレーシアの視点から扱います。

    連載一覧はこちら(無料)
    第1回:【日本】難民問題がもはや他人事ではない理由
    https://newspicks.com/news/2646347

    第2回:【人権】世界から非難、オーストラリアの無慈悲な難民対応
    https://newspicks.com/news/2646352

    第3回:【ロヒンギャ】「緩衝国」マレーシアへの期待と見えぬ将来
    https://newspicks.com/news/2646353

    第4回:【オピニオン】日本人が知らない、難民への日本の貢献度
    https://newspicks.com/news/2646355


  • 記者、ディレクター

    記事で短く触れていますが、オーストラリアは年間で約1万人以上の難民を受け入れている他、2015年のアボット政権下では1万2千人のシリア難民の受け入れを表明。以降ペースは緩かったものの順調に豪州国内への定住を進めてきました。

    施設の取材を始めたきっかけは、そうしたメルボルンやパースで暮らすシリアやアフガニスタン難民の方々への取材を行った時の彼らの訴えからです。既に受け入れられたいわゆる正規の難民たちが相次いで指摘してきたのが「私たちと同じ境遇の難民たちが施設に何年も収容されたままでいる。この実態が改善されないと自分も心穏やかには暮らせない」というもの。実際、施設内には難民認定されているにも関わらず定住先の国が決まらずにいる方が多く、既に家族が数年前にオーストラリアに難民として受け入れられ住んでいるものの認定が厳格化した以降、自分は認められず施設に未だにいるといったケースもありました。

    豪州始め、各国のこの施設に関する報道は今かなり過熱していてほとんどがこの施設の過酷な実態を指摘するものですが、かたや豪州としては「国際社会での貢献」という世論に押されて相当数のシリア難民を受け入れている経緯もある。受け入れの是非自体に関しては慎重な議論が必要ですが、施設については4年半以上も難民認定されている人たちが収容されていることを鑑みても、早急に対応策が練られるべき事態です。各国で盛んに報じられているこの事態が日本ではあまり報道される機会がなく、米国や欧州だけではない揺れる難民受け入れの実態を少しでも知るきっかけになればと思います。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    難民というのは、「来てほしい人が来てくれる」ものではありません。生命が脅かされて、他国に保護を求めてくる人々が難民です。富裕層や高度な技能を持つ人が生命を脅かされて他国に逃れることはありますが、そういう人たちはだいたい難民扱いされることを望まず、移動先で起業することでビザを得たり、もう少し安上がりだと入学金と授業料を払って留学生ビザを得ます。難民として扱われるのは、そういった手段をとれない人々が多いです。

    難民の受入れは、少なくとも短期的には受入国の持ち出しになり、財力が必要です。難民の受入れは、「外国人で労働力不足を解消」「高度技能をもつ外国人の確保」といった課題とは分けて考えられる必要があり、基本的にはそういった課題にすぐに役立つようなことではありません。
    難民を受入れたくはない、というのは多かれ少なかれどこの国にもあることで、ヨーロッパの場合は、ヨーロッパよりもはるかに多くの難民をトルコやヨルダン、レバノンが受入れることで、難民の流入数を抑えています。ハンガリーやリビアに難民収容施設を設置して流入を防ごうという案もありました。オーストラリアのように第三国で難民を足止めして流入を防ぐというのはEUもやっていることです。
    オーストラリアは、EU諸国よりも排外主義者や差別が多いということではなく、財力がEUに劣ること、中東を含む広域な安全保障についてEUのような構想を持っていないこと、ヨーロッパのようには中東やアフリカに関与する必要性を意識していない、というのが大きな違いでしょう。


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