ZOZOTOWNの特許戦略について（栗原潔）

コメント

注目のコメント

• 根来 龍之

  名古屋商科大学ビジネススクール、大学院大学 至善館 教授（Professor)

  ・2017年11月25日

  もちろん特許で防衛できればそれに越したことはないが、特許はそれほど全部の追随を回避できるほど包括的なものであることは稀。
  また、特許を回避した追随技術も今後出てくるだろうから、このアイデアを独占というわけにはいかないだろう。
  
  しかし、ZozotownがZozosuitを提供するおおきな強みは、過去の顧客情報（どういうサイズの服を買ったか）も持っている所。
  
  Zozosuitは、体そのもののデータを集めるだけ（それだけでもすごいが）、
  本当にすごいのは、その体サイズの人が「実際にどのサイズの服を着ているか」、「どのサイズの服を好むか」を過去のデータも含めてわかること。
  
  これは、アパレルメーカーもほしいデータであり、彼らはzozotownから離れられない。
  ちょうど、Amazonのデータを知りたい会社がAmazondashにマーケティング費用という協力費（？）を払ったのと同じことが起こると思う。
  
  また、今後は顧客のデータの変化も把握でき、体型変化の予測もできるようになるだろう。