株高の今だからこそ手を出してはいけない、ある「金融商品」
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積立NISAの制度設計や使い勝手の良し悪しはともかくとして、現行のものも含めてNISAは投資にあたっての制度であり、かつその制度を適用する口座のことを指すわけですから、それを本稿にあるように「金融商品」、「投資商品」として説明するのは適切ではありませんね。
それとドルコスト平均法の合理性に難がないとは言いませんが、積立NISAの対象商品として金融庁が指定する要件としてノーロードであることが含まれていますから、「販売する金融機関の側にとっては、機械的に毎月一定額を買ってもらえれば、決まった手数料がリスクなく入ってきますから、とても合理的ということになりますが」というのは誤りでしょう。
また「値下がりしたら余計な税金を引かれるリスク」というのは損益通算できないことを指したものですが、損失とは別に3年という期間限定で利益が出なければ特定口座や一般口座であっても通算できないものを、値下がりした時点で税負担が大きくなるようなまとめ方というのは不適当かと。
個人的にはNISAの制度設計や使い勝手は良くないし、改善の余地が大いにあると考えますが、本稿のように事実誤認や不適切な説明で貶めるのは感心できるものではないと思います。
