イスラム教徒と仏教徒衝突=夜間外出禁止令も-スリランカ南部
コメント
注目のコメント
ここでいう「少数派のイスラム教徒」はタミル人であると思われます。タミル人はスリランカからインドのタミルナドゥ州などに広く居住している民族で、ヒンドゥー教徒が多数ですが、ムスリムもいます。タミル人は、スリランカではシンハラ人よりも少数であり、「タミル・イーラム解放のトラ」運動による長年の分離独立運動が壊滅した後も、潜在的にはいつ衝突につながるかわからない要因は多数あります。
こういう背景があって衝突が起きると、「民族紛争」「宗教紛争」と分類されかねませんが、もちろんそういう単純な話ではありません。ただ、民族や宗教によって住み分けて分断されている社会は世界のほとんどの国にあり、交通事故などをきっかけに衝突が広がりかねないような緊張関係を常に内応しているということもよくあります。