アングル:モンゴル国境で大渋滞、対中国「石炭ブーム」脅かす
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北朝鮮の核実験に対する経済制裁の影響。
モンゴルで生産する一次エネルギー消費の7割は自国で生産できる石炭に頼っており、外貨獲得のために中国にも石炭を輸出しています。(下記①)
近年は石炭の対中国の輸出量は減少傾向でしたが、今年に入って激増。
下記ページによれば、今年1月~7月の石炭輸出額が前年比4倍。
1~9月でみると2倍となっており、減速傾向とのこと。(下記②)
それでも2倍。
経済的に見ればウハウハですが、トラックのドライバーが大変そう。
参考
①世界の石炭事情調査-2016年度-(2-7 モンゴル)
http://coal.jogmec.go.jp/content/300336538.pdf
②モンゴル:中国への石炭輸出 国境通過問題で減速
http://coal.jogmec.go.jp/info/docs/171026_41.htmlなんと、そんなことになっていましたか。
中国では 「石炭三省」と呼ばれる山西省・河南省・山東省の3つの省が、千数百年前から伝統的な産炭地域として知られていましたが、省別の石炭生産量ランキングは、それら3つの省のシェアは徐々に落ち、この20年で内モンゴル自治区は一気にトップに躍り出て、他にも陜西省、贵州省、新疆ウイグル自治区などがここ最近急成長しています。
このことは、北京から距離的に近かったとこから、内陸部に産炭地域がシフトしていることを意味しており、輸送問題が深刻化することは明らかです。
そこで、中央政府は6800社あると言われる採掘業者、27000社あると言われる石炭関連業者の合理化を進めていますが、急な改革は生産量の不安定化を招きかねず、その調整に苦慮しているようです。