ジンバブエ軍、国営放送局を占拠 「大統領は無事」と
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西欧社会では独裁者と悪名高いジンバブエのムガベ大統領が自宅に拘束され軍がテレビ局を占拠、クーデターか!と情報交錯中のジンバブエ。南アのズマ大統領がムガベさんちに電話したら家にいて元気だったというニュースがさきほど流れています。
http://af.reuters.com/article/topNews/idAFKBN1DF1EF-OZATP独裁者ムガベ大統領は齢93歳。
流石に最近は体調を崩しその後継者争いが表面化していました。
先日政権No.2だったムナンガグワ副大統領が突如解任され、40歳も若いムガベ大統領の妻グレースが後継者と目されるようになりました。
グレース氏は元々はムガベ大統領の秘書だったのですが、若さと美貌で大統領を寝とった上に、グッチ・グレースの異名を持つほどのブランド好き、派手好きで、ジンバブエ国民の評判は著しく悪かったようです。
ムナンガグワ氏は元々ムガベ大統領と同じく独立の闘士だったこともあり、国軍は総じてムナンガグワ支持であり、今回の軍の行動は、ムガベ大統領ではなく、グレース氏の後継者からの排除を狙ったものだと思われます。
又ムナンガグワ氏は確か今中国に逃亡中だったはずなので、今回のクーデター劇の背後には、中国の影も見え隠れします。
つまり、ムガベ後のジンバブエの混乱を嫌った中国に後押しされた予防クーデターというのが、今回の国軍の行動なのではないでしょうか。大変な状況のようですが、外務省の海外安全情報[^1]によるとジンバブエの危険レベルは1、安全に特別な注意を払う必要ありの状態。マレーシアやインドなども同レベルなことを考えるとまだそれほど危険な状態ではないようです。
何にせよ、血が流れないといいですね。
[^1]: http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_106.html