訪日客、過去最多2800万人に 格安航空増便が寄与
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需要があるからLCCの便数が増加するので、根本的に日本への旅行意欲が高まっていることが原因です。日本のどこに惹かれ、何をしに来ているのか、これらを更に掘り下げて研究していくことが大切。
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違います。根本主因はLCCでもビザでもなく周辺アジア諸国の中間層の人数およびその可処分所得の増加です。
つまり外部要因による自然増です。
それを見誤ると当たり前ですが政策も見誤ります。
中間層のサイフ争奪戦であるという認識、タイやシンガポールやソウルら主要アジア都市との競争である認識が必要です。
LCCがどうのというなら圧倒的に発着数が負けている韓国インチョンやシンガポール・チャンギとの差を近づける努力、既にシンガポールの観光地には溢れかえっているインドはじめ東アジアで今産まれている5億人の中間層の争奪努力を、血眼でやらねばなりせん。政府の2020年の目標は4000万人。決して難しい数字ではなくなりました。
そして、これからは、都市部よりも地方のほうが、その恩恵に預かることになります。
意外に思うかもしれませんが、去年の訪日客の増加幅は、▽三大都市圏(プラス138万人)よりも、▽それ以外の地方(プラス238万人)のほうが多かったんです。
また、北海道では、“2020年のGDPは「観光消費」が「公共投資」を上回る”という予測だって出ています。
なので、人口減に悩む自治体にとっては、今後、訪日客をどう呼び込むか、智恵の見せどころとなります。今年はNIEs諸国からの訪日増加が出来すぎという面もありました。1年の間に、韓国からの訪日客は韓国人口の10人に1人に達しました。香港は国民の4人に1人。さすがにこれまでのベースの伸びは見込めないでしょう。今後は中国からの訪日客がどれだけ順調に伸びるかが重要になります。