池上彰氏が分析する「小泉進次郎のスピーチ術」
文春オンライン
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注目のコメント
下記はとても重要だと思う。皆が思っていることを内部から言うから共感を得られる。またそれゆえ人気が高いし、書かれているように人気があるからできる。小泉元首相の「自民党をぶっ壊す」ゆずりだろう。
でもそういう人を内部で抱えられるのも、党の運営としての強さ。逆に基礎が弱ければ、こういう批判がでれば内部分裂にそもそもなりがち。
『小泉氏の好感度が高いのは、まず自民党批判をして謙虚な姿勢を見せるからです。他の自民党の候補者たちが、自民党を自画自賛するのとは好対照です。これは、「人気者の進次郎を批判するわけにはいかない」という自民党内の空気があることを察しているからできることです。』「(彼は)スピーチの訓練と下調べを欠かしません」これに尽きる。細かいテクニックもあるが、何よりも心構えと丁寧な準備という努力によって磨かれていると思う。
ある大規模な講演会で「著名なスピーチライターを付けます」と提案された時も、やんわりと断られ、自らが原稿を書いたと聞きました。
小泉小委員会のオブザーバーとして毎週のように会議に同席しましたが、あらゆるテーマで当意即妙の話をされていて、なるほど、全てのスピーチを自分で考えているのは確かだ、と感じたものです。他人が書いた言葉を覚える形では、あのように説得力あるスピーチにはならないでしょう。