名将の警鐘。高校野球で蔓延する食トレと“心の機械化”
NewsPicks編集部
254Picks
コメント
注目のコメント
初めてこの取材をしたとき、ぞっとしました。
いまでは、そんな学校がばかりです。
あるチームは学校の門で、野球部の顧問が2Lの容器にご飯が入っているかを確かめているそうです。そして、食べきったかをみせないといけないとか。
食べることと、寝ること。
この楽しみを取られたら、、、と。
日本ハムの大谷翔平選手が高校2年生の夏にケガをして、プレーができなくなりました。練習に参加できず、全体寮から外して、普通に食べて、たっぷり睡眠を取らせたそうです。そうしたら、身体が大きくなった。花巻東の佐々木監督が言っていました。「あの時期がなければ、160㌔は出なかったと思う」。休息が球速を生んだんです。
日大三高は食べないわけではありません。
自分たちで楽しんで食べます。
桜井選手が「好きなメニューが出てきた時はすごくうれしいです」と話してくれました。清宮幸太郎を5三振に斬った、怪物というより普通の高校生の笑顔でした。2011年夏の甲子園で全国制覇した時の4番、横尾俊建選手(日ハム)のトレーニングサポートを大学生の頃からしていますが、彼は自分のパフォーマンスを上げる為の食事を常に考えています。(おにぎりくんの愛称で知られますが、おにぎりばかり食べている訳ではありません。笑)
今は遅延型フードアレルギー検査や肥満遺伝子検査、腸内細菌検査などで、その人に合う食事などがわかります。やはり重要なのは指導者の栄養学やニュートリションの知識ですね。自発的に食事を餌としていた立場としては、心の機械化も、食事の餌化も、勝つために自発的にやるには良いと思うし、その方が強くなるんじゃないかなと思う。
押し付けはもちろんダメです。