この連載について
日本が世界トップ級の実力を誇る分野。その一つが「食」だ。しかし、外食業界など食に関連する業界は、ビジネス面や世界展開では苦戦している。どうすれば日本の「食」は稼げるのか。堀江貴文氏が高岡浩三ネスレ日本社長、浜田岳文氏と語る。
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Uber Technologies is a technology provider that matches riders with drivers, hungry people with restaurants and food delivery service providers, and shippers with carriers.
時価総額
23.1 兆円
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ただ、飲食店側で見ると配送代行の手数料は30%程かかりますし、売上が伸びるとイートインのオペレーションが乱れます。
そうなると、独自CKでデリ専門店が出来るのですが、その段階では逆の流れで、配送内製化が進みます。
それを繋ぐが出会いプラットフォームがUberEatsでありPoatmatesである。
代行を請ける個人ドライバーは適正対価を受取ります。
問題はプラットフォーマーが適正対価を受け取らない、受け取れない事。
理由は過当競争で、そうなる理由は差別化要因が無いからです。
ひたすらドライバー獲得したものの勝ち。故に本来ドライバーに対して課金すべきプラットフォーム利用料が薄利だったりゼロだったり、むしろインセンティブと称して逆ザヤである。
これはライドシェアも同じ構造で、UberとGrabやLyftは同様の過当競争をやっています。
2015年に世界中でこのモデルが一気に乱立しまし、2016年にほとんどが潰れました。
今はUberとその競合数社に収斂され、彼らが上記の激安競争を繰り広げている。その間支える資金は「ユニコーン」を夢見る投資家と、「面」を取る事を宿命付けられているグローバルITメガ+ソフトバンク。
・「おうちごはん」アプリが象徴する中国の「やってみなはれ」精神
https://newspicks.com/news/1918165
(同番組は19日の7時まではTVerで見れるそうです)
従来、元々出前をしている飲食店への受発注仲介で15,000店舗以上にまで拡大してきましたが、新たに出前をしていなかった飲食店に配送サービスを始めたそうです。
面白いのは、新聞配達員の空き時間を活用して配送員としているとのことで、ヘーボタンを3つぐらい押したくなりました。
業者間の競争が激しく、様々な優待サービスが行われており、場合によっては店舗で食べるよりもやすくなります。配達目安時間や配送員の現在位置などがわかるのもいいですね。
最近では、ネット通販も増えており、宅配業者などの間で配送員争奪もあるようで、人件費が高騰していると聞いています。また、時間通りに急いで配達するので事故もあるようです。
少し前になりますが、中国のフードデリバリーについて書かせていただいたコラムがありますのでシェアさせていただきます。
中国でなぜフードデリバリー革命は起きたのか
https://www.businessinsider.jp/post-100339
UberEatsが日本市場に入り込むことで市場が活性化することは確かだ。
ただ勝者になれるかはまだわからない。
堀部さんもご指摘の通り、飲食店も「出前のビジネスモデル」は分かっている。あるレベルを超えると内製化の方が儲かる。
しかし、デリバリースタッフの安定的確保の課題は残る。そこのソリューションをUberEatsが出すことができるとプラットフォーマーとして勝てるかもしれない。
それでもアマゾンの存在や、デリバリー市場のマーケットリ・クリエーション(従来の出前ビジネスからの進化)をしていかないといけない。
食の世界はチャンスは多いが、競争も激しいタフな市場。
業界全体での知恵の出し合いがお客様への新しい価値につながっていくように、マーケットリ・クリエーションが欠かせないと思います。
ただ日本の都市部では人口密度が高くコンビニや飲食店も近隣に多数ある状態です。Uberの配達料は380円だそうですが、近所のお店を頼むにはちょっと高い。一方で電車賃よりは安いので、ちょっと遠いけど食べたいもの、を頼むにはいいサービス。
なお、こちらのブログによれば配達員の給与は1回あたり620円~。30分以内に終わるのであればそれなりの自給にはなりますね。
https://ameblo.jp/ubereats/entry-12257485349.html
問題はピーク時間が短すぎるのと配送員を確保です。
バイトをその時間だけ雇うこともできますが安定して集めることができません。
しかし、できない理由を考えないでやってみるべきでしたね。今では後悔しています。