平成コンビニ世代の「ギリギリ」消費
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私も最近近所の中学生に勉強教えたりして糊口をしのいでいるのですが、今の川崎の中学生の金銭感覚には驚かされることが多い。
私の教えている中学生のY君は月のお小遣いは一銭ももらっていないのだと言う。
じゃあお菓子とかジュースとかどうやって買っているの?と聞くと、飲み物は麦茶を自主製作し水筒を持ち歩く。原価はほぼゼロ。
お菓子はマイバスケットやスーパーのワゴンセールを利用する。
その原資は何とお年玉。お年玉いっぽんで1年をやりくりしているという。
気になってお年玉いくらもらっているのか聞いてみると、18,000円だという。
我々アラサーが子供の頃の相場は大体50,000円前後だったか。それと比較するとおよそ64%もダウンしている。
お年玉18,000円、月換算で1,500円で涙ぐましいやりくりをしているというのだった。
私は少しかわいそうに思って、彼にそれで足りるのか聞いてみたところ、
「全然余裕っすよ!」と私にサイフの中の小銭を誇らしげに見せてくる。
節約することにさしたるストレスを感じてはいないようだった。
私は子供に大金を渡すのが良い事とは思わないが、こういうデフレの申し子のような子供たちを大量生産していることは知っておくべきだな、とその時実感した。
こういう欲しいモノも我慢して買わない事が習慣化した子供たちが大きくなって、借金でレバレッジをかけて、車や不動産など買うはずがない。
国内市場がシュリンクする事など当然なのだろう。
今の子供たちはもうとっくに低成長時代の生き方を体得しているのかもしれない。生まれながらに。そもそも栄華を知らないのだから、諦めるも諦めないもないものだ。
ジタバタと過去の成功体験にすがるオジサンオバサンよりも、こうして覚悟ができてしまっている若年世代の方が潔いと私は思う。