2時間で1万本の口紅を売る中国ライブコマース最前線—— 「コト消費」をインバウンドでも活用
Business Insider Japan
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明日はいよいよダブルイレブン。通常のネット通販に加え、生中継で販売する「ライブコマース」も売上アップへの貢献が期待されています。
最近、中国ではライブ中継を使ったビジネスが爆発的に伸びています。
大学院の講義で行なっている「中国トレンド報告」で、林さんが報告してくれたのが「遊戯主播(ゲームキャスター)」。人気キャスターはなんと年間4000万元(約7億円!)稼ぐそうです。
いい解説をするとその場で「打賞(投げ銭)」がもらえるシステムとなっています。別の中継アプリで、ある美女が歌を歌って3時間で158万元(約2700万円)を打賞で稼いだのも今年話題になりました。「ライブコマース」もその場で買い物ができます。
これらを可能にしたのがオンライン決済、アリペイとウィーチャットペイですね。
そういう意味では、やはり「決済」という最もコアとなる部分を囲い込んだアリババとテンセントは最強です。ネットワーク外部性を利用しながら、様々なサービスをどんどん飲みこんでいくと思います。日本でも増えつつあるライブコマースだが、より普及している中国での事例。やっぱり市場規模が違うと、スケールが違うな。中国は難しい市場だけど、これだけの規模を見ると、進出を考えるところも多くなるだろう。
それにしても、ライブコマースの難しいところは、ジャパネットたかたモデルではなく、あくまでも自然な形での商品紹介となるようにするところ。ここのノウハウをシステム化できたところが市場を抑えていくだろう。