【スクープ】イーサリアム分裂事件の真相。「犯人は、私じゃない」
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ドイツのスタートアップ「Slock.it」といえば、知る人ぞ知るイーサリアム分裂の発端となった「The DAO事件」の当事者ですが(と思われていました)、本人にそのことを尋ねると、「あれは誤解なんですよ」というから驚きました。僕自身も誤解していた1人でした。
さて、後編の本日は、さらに一歩踏み込んで彼らのビジョンを聞いていきます。なぜブロックチェーンの技術を使って、スマートな「鍵」を作ることにこだわるのか。
そこには、21世紀の「公共インフラ」がどうなるか、彼らの「哲学」があるようです。「Slock.itはtheDAOを作っていない」と説明するステファン氏。どういうことなのか。どこで「誤解」が生まれたのか。詳しく聞いてきました。
加えて興味を持ったのは、「ブロックチェーンの技術について、マイクロソフトやアマゾン、グーグルやフェイスブックが、何も手を付けていないと思う?そんなはずはない。明らかにしていないだけで、彼らも何か仕込んでいるはず。」ステファン氏がこう言っていた後、アマゾンが「amazoncryptocurrency.com」などのドメインを取得したとのニュースを読んで、どきっとしました。
ブロックチェーンという技術が、目先のお金儲けではなく、「未来のインフラ」として日常生活に役立つよう使われるといいなと思います。ブロックチェーンの普及にはまだ、それを使いやすくする周辺技術やアプリケーションが必要、そのためには時間がかかる、という論旨は全く同意です。
インターネットもはじめにISP(AOL)、次にブラウザ(ネットスケープ)、次は検索ディレクトリ(Yahoo)、ようやくそのあとに各アプリケーションサービスが普及していった経緯があるのと同様です。
The DAO事件はICOスキャンダルの代表として有名です。
本件につきここでは諸々語られていますが、正直読んでも判らない。
監督当局たるSECの言い分にここでは反論をしているものの、強制力ある警察当局沙汰にはなっていないし、ましてMt.Gox事件のように司法当局マターにももちろんなっていない、つまり事実は未だ誰にも白黒付けれらていない、といった状態でしょう。