【ベンチャー】資金調達レポート(投資家タイプ)
コメント
注目のコメント
今回は、投資家タイプ別からベンチャー投資の状況を概観しています。国内の直近のファクトを掴んでいただければ幸いです。個人的には最近のエンジェルの減少が発見でした。所得の差異などの背景などの影響もあるでしょうが、税制面などでは欧米とは遜色がないとの報告があったりもするので、CVCやVCで行ったほうが良い背景など、エンジェルの事情にも興味がわきます。
「海外」という点に着目。
まず投資家タイプ別投資金額割合のグラフを見ると、2010年・2012年は大きな案件(2012年は記事にあるようにgloops)があったのか海外系の比率が極めて大きいが、そこを除いてもトレンドとしては唯一といってくらい構成比が継続的に増加していると思う(個人が継続的に減少、それ以外はあまり上がったり下がったり)。
米国ネット系企業のCVCがここに入っているのではないかと思う(VC事業会社に国内限定なのかという説明がないのでちょっと明確に分からなかった)が、そういった影響だろうか?
そして設立1年未満についても、海外投資家の比率は向上中。これは500 Startups Japanとかの影響なのではないかと思う。
あと、米国の市場と比較してどうなのだろうというのは気になった。
特に過去のエグジットでエンジェル投資家となりうる資金規模を持っている人は結構増えていると思う。VCファンドの増加もあるのかもしれないが、1年未満企業への投資で個人の投資件数構成比が減っているのは結構驚き。それが日本だけの現象なのか、それとも海外でもみられる現象なのか、エコシステムという観点で気になった。今回は投資家タイプ別分析。事業会社(CVC含む)と独立系VC等の投資金額中央値は約6千万と約5千万円で大きな差が無いということは新しい発見。
逆に、金融機関系や海外系の投資金額中央値が約1億円で比較的高いというのは従来の理解通り。これはベンチマークになり得る数字なので覚えておこう