Alphabet、第3四半期決算好調――クリック単価もひさびさのアップ
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注目のコメント
"クリック単価の低落傾向はここしばらくGoogleが苦しめられてきた問題だった。"
この問題は長く苦しい課題です。PCサーチメインだった時代からモバイルに移行して、ダブルクリックのProgrammaticバナーの時代が拡大して、CPCが上がる要素が本当に見当たりませんでした。市場は拡大し、シェアも拡大したけどCPCは一向に上がらなかった。
変わった要素はなんだろう。YouTubeか。
ただし、TACをコントロールできている限り大きな不安要素でないことは浮き沈みはあるものの、この10年のネット広告業界を見続けて来た感想です。すごいと思うのが、ずっと増収「率」が増加していること。2014年度はおおむね各四半期7~13%、2015年度は11~18%、2016年度は17~22%、そして今年は21~24%(今四半期が24%)。普通規模が大きくなるほど増収の絶対額は大きくなっても率は下がりがちだが、どこふく風という印象。
引け後の発表で、株価は時間外取引では約+3%に現在なっている(一番高かった時は+4.5%)。テック系企業はここしばらく株価が調整していたが、どれもが決算発表である程度戻ってきている印象。
一応会社発表のリンクも(プレゼン形式ではない)。
https://abc.xyz/investor/pdf/2017Q3_alphabet_earnings_release.pdfGoogleは極めて好調な決算。NestやFiberなどの挑戦的な新規事業領域も売上87億ドル、損失8億1200万ドル。結構な規模になってきている。盤石