もはや中国では現金いらず
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知人に聞いた話だが、シリコンバレーで開かれた国際会議で、参加者で夕食に行こうとしたら、中国人の参加者が財布を持たずにホテルを出ようとして、スマホがあれば大丈夫だと思っていたらしい。
日本では交通系の電子マネーなどが技術的にも世界最高水準にあるが、オープンなプラットフォームになっていない。囲い込みの精神が強く、これでは中国勢が日本市場に本気で乗り出して来た時にひとたまりもないだろう。
決済も、ガラパゴス化の危機にある。貨幣は情報であること、貨幣は国の経済活動のインフラであること、貨幣は流通して初めてその役割を果たせること、という三つの基本的な貨幣の価値(他にも基本的価値はあるが)を考えれば、電子通貨化は当然の流れである。
電子化により、新規、劣化貨幣の交換用に紙幣や硬貨の印刷、鋳造する必要が無くなり、製造コスト、流通コストは不要になる。また、管理コストも激減する。それが証拠に、多くの企業間取引はかなり昔から電子決済であり、紙幣や硬貨を持って銀行に行かなければならないのは、リアルに店舗を持つ小売店くらいだ。
インターネット等のITインフラに費用がかかるが、これは電子貨幣だけでなく、様々な種類の情報の共有的インフラであり、情報あたりの費用はリアルなものがない分、安いはず。
少子化高齢化で労働人口が減っている日本だからこそ、ホワイトカラーの労働生産性が低い日本だからこそ、オール電子マネー化を急ぐべきではないだろうか。
なぜビットコインのような仮想通貨が出来たか。ITの進化に自ら迅速に対応出来ない国家や銀行に支払う手数料が無駄だと感じる人が世界中にいるということではないだろうか。
進化論的に言えば、環境の変化に対応出来ない種は生存出来ないというだけで、中国は適切に環境適応をしているだけでは。
もし日本が電子貨幣化に遅れれば、よもや日本国家や円が無くなることはないだろうが、国全体で無駄な浪費を続けて、教育、介護など他のより重要な社会コストに回す費用がほんの少しだけ?減る期間が長くなるだけなのだろうか。。。「今年4-6月期の中国での第三者モバイル決済市場は約391兆円にも達する。実店舗での決済割合は50.3%と過半数を超え、農村地域でさえ31.7%に達するという。」
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この変化がわずか2年ほどで起きたことが衝撃的ですね。日本だってやればできるはずだし、そうすれば誰にとっても便利な世の中になると思うのですが。