人間は森で暮らしたほうが幸福になれる、ドイツの研究報告
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この研究よりもずっと前に、大橋力、本田学ら日本の研究者たちが、森林や熱帯雨林の方が、ヒトにとっていい音の成分を多く含んでいることを証明している。
ヒトの可聴周波数の上限は16〜20kHzと言われているが、それはあくまでも意識的に聴こえる周波数の上限であり、無意識にはもっと上の周波数、超高周波と言われる100kHzを超える音も感じているという。
そこにヒトが快に感じる音の成分があるという。
感じているというのは、耳で聞いているだけではなく、身体で感じているというのだ。これを「ハイパーソニックエフェクト」といい、大橋力、本田学らが発見、研究している。
ヒトがサルから進化しているとすれば、森林の中、しかも木の上が安全な住処であったから、ジャングルの中で風で木の葉が擦れ合う音、小川のせせらぎの音、小鳥のさえずり等、おそらく様々なそのような雰囲気の中にある音の成分にヒトの脳は快を感じるようになったとも言われている。
これが進化の歴史の中で獲得した能力?かどうかは過去に遡ることが出来ない以上、科学的に証明出来ないが、脳イメージングの実験で、「ハイパーソニックエフェクト」があることは証明されている。
加えて、フィトンチッドという樹木から放出される化学物質に癒し効果があり、森林浴がいいというのは昔から言われている。
ビルで出来た都会のジャングルは、そこにいるだけでヒトにストレスを与えているというのは理解できる。
少々古いが、寺山修司流に言えば、
ビジネスバッグを捨てよ、森に行こう!か。