日経平均は約57年ぶり14連騰、歴代最長タイ記録
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20年近く株式市場に関わってたときには全く分からなかったけど、市井に生きる多くの人々や企業にとって、日経平均株価なんてものは記号に過ぎないですね。まして官製相場で作られた記号ですから、なんのリアリティもない。
東京株式相場はかろうじて続伸です。日経平均株価は9円高で14日続伸となり、連騰日数で歴代最長記録に並びました。池田内閣の所得倍増計画に沸いた1960年12月以来、実に57年ぶり近い珍事です。
米国株はNYダウが5ドル高5日続伸となりましたが、ドル円が若干円高だったことやiPhone減産報道からアップル安となったため、今朝の東京市場は利益確定売りが先行し、60円安近くで始まりました。
小安くもたつく中、「米予算決議案が上院で可決、税制改革へ前進」と報じられると113円超えの円安に進んだ為、これを好感して上げに転じ、40円高まで値を上げる場面もありました。
後場は再び軟化し、小安くもみあいましたが、最後は切り返してわずかなプラスで引けています。
衆院選の投開票を控え、模様眺めムード強く、方向感なく小さく上げ下げした印象です。
週を通せば281円高で6週続伸、世界株高に沸きました。
来週は週明けに選挙結果を受けますが、好感して史上初の15連騰となるのか、或いは出尽くし売りとなるのか、やや読みにくい処です。
ただ国内企業の決算発表も始まり、その好実態を再評価する流れなら、底堅く推移できるのではと観ています。日経平均株価は14営業日続伸、TOPIXは10営業日続伸。東証1部騰落銘柄数は値上がり890/値下がり1,048と売り優勢。業種別では上昇17業種/下落16業種。水産・農林業、ゴム製品、保険業が高く、海運業、銀行業、パルプ・紙が安い。東証1部売買だかは15.2億株。東証1部売買代金は2.4兆円と10営業日連続で2兆円超。
為替、ドル円は円売り優勢。朝方から午前半ばまでは112.6円付近でもみ合ったが、その後一本調子に円が売られ113円割れ。以降は午後にかけて113.1-113.3円のレンジでもみ合い。
日経平均は寄り付き21,390.95円、前日比-57.57円。前場寄り直後は下げ幅を拡大、日中安値21,363.10円（9:13）。前場中頃にかけては概ね21,380-21,410円のレンジでもみ合ったが、その後は下げ幅を縮小、プラ転、上げ幅を拡大し、日中高値21,489.26円（11:07）。以降は後場大引けにかけて前日終値（21,448.52円）を挟んで売り買い交錯。終値は21,457.64円、前日比+9.12円。終値ベースでは14営業日連続で年初来高値更新。14連騰は1960年12月21日〜61年1月11日以来56年9ヵ月ぶり、歴代最長タイ記録。
