Yahoo!ショッピングに動画コマース機能、ライブ配信で商品紹介
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facebookで動画の自動無音再生が出てきたとき、画像中心の商品ページが、動画中心の商品ページになるのかと思っていましたが、そうはなりませんでした。
代わりに中国で出てきたのが、インフルエンサーによるライブコマースで、最近はアメリカでもNordstromのように短時間で大きな売上を上げる事例が出てきました。背景には、SNSの普及で、個人でも影響力をもつ人が増えてきたことと、販売者側からの一方的な情報に影響力がなくなってきたことがあるのかなと思います。
日本でも、ライブコマースは、今後ますます重要になってくるのではと感じています。
その1つの理由は、Amazonが型番商品の販売では右に出るものがいないほど、強くなりすぎたこと。小売店が生き残る道としては、オリジナル商品を提案していったり、お客とのコミュニティを築いていくことになるかなと思いますが、ライブコマースはそのために有用なツールかと思います。
2つめの理由は、メディアの機能も果たすこと。NPでもLivePicksを10時からやっていますが、その時間にアプリを開くユーザーが多いんじゃないかと思います。好きなインフルエンサーやショップの配信は見逃せないというユーザーはいるので、リアルタイム動画は、集客に効果的だと思います。
メルカリが先行してライブコマースを始めてますが、ライブコマースが効果を発揮するのは在庫を縦につめる商品。メルカリは1商品1在庫しか設定できないので、必然的に商品を横に増やすしかありませんが、モール型であれば在庫を1000個とかに設定することも可能。その点、モールで初めてライブコマースを実装したことはいい動きだなと思います。やや遅すぎる感は否めないですが。ライブコマースと言うと聞こえは良いけど、ショップチャンネルやQVCがずっとやってきた、テレビショピングと基本は同じ。双方向のやり取りが電話からチャットへ、電話での受付はネットに変わり、消費者側のリアルタイム性は向上。大幅に効率化されている点が違うが、結局はテレビの世界をなぞっていく、というのが面白い。