有効求人倍率全国1位でも賃金は微増、福井にみるアベノミクスの限界
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注目のコメント
福井県の地域振興に取り組んでいる上で、この記事の指摘は正しい。数字とは裏腹に非常に厳しい状況です。
そもそも、有効求人倍率が全国1位なのは
「好景気で人をどんどん採用しているから」
では全くなく、
「ただでさえ生産年齢人口が減っているのに県内に魅力的な雇用がなくて労働者が県外へ行ってしまうから」
です。
では、都市部に負けない魅力的な雇用を生み出せるのかと言われると、はっきり言って地元企業には厳しすぎる。
私も福井・鯖江周辺の社長さんたちと100人以上は知り合いですが、賃上げどころかボーナスすらほとんど出せていません。そしてそのような企業に優秀でやる気のある人も集まるわけもなく生産性改革は進まず、の悪循環。
もう一つ、その上で福井の問題は社長の危機感が薄いこと。
結局社長だけけっこう良い給料をとり、また社員も稼ぎが少ないため共働きが当たり前になっている故に世帯所得はけっこう高い。
なので、状況を変えようとする人が少なすぎる…
頑張ります。有効求人倍率って極端な話、女性求人100人に対して男性求職者100人となり、物理的にマッチングが不可能な場合でも1倍になりますから、あまり過大評価しないほうがいいと思います。また、景気拡大の実感とか言いますけど、キャッチアップの余地がない先進国では市場経済の中で勝ち負けが付きますから、多くの国民が景気拡大を実感することは物理的に無理だと思います。ですので、アベノミクスというより経済政策自体に限界があると思います。
後半の経営側の専務さんの話、ちょっと違和感あるね。
そんなこと言っても、半ば強制的に賃金が上がってしまえば何とか経営努力で利益出るように努力するのでは?? どうしても利益が出ないのなら、会社畳むかM&Aで優秀な経営者に事業を譲るべきでは? ほんとうに自分が経営すべきなの?それが社会のためなの?
厳しいこと言うようだけども、「仰ること、ごもっとも」と納得してるようでは、100年経っても賃金は上がらないかもね。