みずほ、米国で銀行・信託銀を統合 17年末にも
日本経済新聞
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注目のコメント
米国規制に対応して、三菱UFJに続きみずほも米国内に中間持株会社を設立。
本件は、組織再編の延長線上での効率化の話です。
銀信併営は米銀でもいくつも先行事例があるので、あまり違和感はないですが、既に他の方がコメントされている通り、自己勘定と他人勘定のウォールの牽強化などがしっかりしないと、重いペナルティが求められる国ですから注意が必要です。野崎さんがコメントされているように、米国の規制(ドッドフランク法に基づく外国銀行規制)によって、米国を拠点とする邦銀はいろいろな対応を強いられています。
その一つとして、2016年に、三菱UFJは「中間持株会社(IHC、Intermediate Holding Company)」の設立を求められました。
みずほは、資産規模が基準に達していないことから、IHCは設立しておりませんが、自主的に銀行持株会社(BHC)を設立しています。
規制対応ということで、当初は後向きな対応でしたが、IHC、BHCでは、米国拠点の業務を信託、証券も含めて、すべて統括する必要があるため、結果として、これまでバラバラだった米国での業務が、IHC、BHCを冠に、経営が一体化されました。銀・証・信といった区分けを超えて、経営できる体制が整ったので、さらに業務面で統合していく、というのは、米国では自然な流れだと思われます。