Appleのウォズニアック氏、IT教育サービス「Woz U」立ち上げ
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注目のコメント
IT教育が充実するのは大賛成。しかし、「迅速かつ低予算で即戦力」になれるほどIT業界はレベルが低いとは思えない。日本でも1ヶ月でプロになれるかのような教育を行う事業があるが、私から言わせると「舐めるな」としか言えない。
もちろん、仕様書に書かれた内容を機械的にコード（プログラム）に変換していくような作業は存在し、それこそIT土方と呼ばれる下請けや孫請けが二束三文で請け負っている。そのような人材にはなれるだろうが、果たして、それがこのような教育事業の目指すものか。
今後のAIの進化を考えると、むしろそのような業務はどんどん自動化・機械化され、今その業務に従事している人の仕事さえ奪われていく。生き残るのは、むしろより専門性が高いプロ中のプロだけだ。
エントリーとして、このような教育機会が用意されるのは大賛成だが、これだけでプロが養成されるとは決して考えないで欲しい。採用する企業側もこのような教育を経てプロになろうとする人も。
もちろん、ウォズニアックはそのようなことは十分承知していると思うので、このサービスがどのような既存類似サービスとの差別化を行ってくるのかは期待したい。
＊ 注：もちろん現在あるMOOCやその他のオンラインのプログラミング教育を行うものには、とてつもなく高度なものもあり、それを終了すれば、本当にプロとして通用するものも多い。ここで描いたのは「迅速かつ低予算で即戦力」というところが心配になってのコメントである。スキルだけではなくウォズの哲学も学べるといい！
「私はテクノロジーを通じてよりよい世界を創造することに生涯を捧げてきた。」
ウォズがこう言っているように、知識やスキルを学ぶだけではなく、何をするのかという目的意識をしっかり持てるようになれるかも。「Woz U」楽しみですね。
