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ヨルダン川西岸にパレスチナ国家を擁するPLOの主流派ファタハと、ガザ地区を実効支配するハマスは、もうこの何年かずっと再統一交渉をしています。
というのは、両者に二進も三進も行かない事情があるからです。
まずイスラエルの生存権を認めない過激派のハマスの支配するガザは、イスラエルの経済封鎖による兵糧攻めでほとんど経済が崩壊状態にあり、最近はハマスの母体ムスリム同胞団を敵視するエジプトも封鎖に加わってほとんどほとんど日干し状態。行政機構は崩壊し、文字通り餓死者が出る寸前と言われています。
特にハマスのスポンサーだったカタールが、サウジアラビアなどと対立して窮地に陥ったことで、ガザへの支援が止まり、経済的困窮が加速しているのです。

一方でファタハの方もガザへの経済封鎖を強めてハマス追い落としを図ろうとしてきたアッバス議長を中心とするPLO執行部に対し、政敵で現在UAEに亡命しているダハラン師の人気が高まりつつ有り、このままいくと次の選挙も危ういとの観測もされていて、政治基盤が大きく揺らいでいると言われています。

つまり両者とも政治的に窮地に立っている中でこの窮地を脱出するという一点で相互の利害が一致し、今回の両派の和解と、パレスチナ統一政府の樹立にいたったわけです。

ただ、両派の根本的な差である「イスラエルの生存権を認めるかどうか」という点で、なんらかの合意がなされたという報道は一切ないのが気がかりです。
この点での対立が再燃すれば、統一政府構想は再び瓦解しかねず、続報に注目したいところですね。
分断が解消されることが本当に期待される
ーー
10年に及ぶ分裂を解消することを目指した和解協議で合意に達した。アッバス議長はこれを「最終的」な合意と位置付けている。