神鋼、鉄粉も改ざんか…アルミは防衛装備品にも
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鉄粉についてあまり詳しくないのだが、下記JFEの紹介ページが分かりやすい。自動車の各種駆動部品周りの製造に使われているように見え、焼結(焼き固めて成型)するときに特性調整がしやすいという特徴がある模様。
使用企業だと、アイシンとかジヤトコといった企業、あとはやそこへのサプライヤーになりそう。あとはバルブ系企業か。
http://www.jfe-steel.co.jp/products/tetpun/youto.html
下記の2016年3月の日刊工業新聞の記事を見ると、神戸製鋼は鉄粉でのシェアを増加させている模様。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00379775/0/8754鉄粉含む粉末冶金製品の一般的な製造プロセスはこんな感じです。
http://www.fine-sinter.com/products/pmp/flow/
鉄粉だと、組成(不純物量)、平均粒度、粒度分布、かさ密度、タップ密度、あたりが一般的な検査項目になるはずです。成分は強度や焼結性に影響し、かさ密度やタップ密度は成型性に影響します。程度差はありますが、一項目であれば、規格値から著しく外れない限り、大きな問題が起こる可能性は低いです。ただしそれ等には相互作用があり、品質ばらつきがいくつか重なる事で影響は大きくなります。改ざん項目が、単一なのか複数に渡るのか、それはどの項目なのか、そこをまず公表し明らかにすべき大きな問題だと考えます。肝心な情報がぬけている気がします。
改ざんの内容は、どんな事で、
どう言った悪い影響があるのかです。
改ざんのされた鉄粉を使ったギアは、
脆くて壊れやすくなるんでしょうか?
それとも製造不具合が出易くなるのか?
消費者への影響が分からないのでは、
不安が募るだけです。
もしも、他にも鋳造部品にも波及すると、
エキゾーストマニフォールドや
ターボチャージャー等の、
過酷な高熱環境下で使われる部品も含まれます。
早期の全容解明を期待します。