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揺らぐ資本の規律 シリコンバレーに異変

日本経済新聞
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    リブライトパートナーズ 代表パートナー

    米国業界内では「ベンチャーキャピタル革新すべし」は今に始まった事ではなくだいぶ前から強く言われてきました。日本は他分野のご多分にもれず数年遅れでようやく昨今、この記事のように言われて始めています。

    エンジェルリストは大きな革新でしたし、クラウドファンディングも特にハードウェア系を中心にスタートアップ資金調達法を革新しました。
    今ではICOが革新しているし、今後ともどんどんディスラプターが出てくるでしょう。

    もう一つの大きな要因は、過剰流動性です。
    世界の流動性が急増しマネーの行き場(儲かる投資機会)が減っています。ゆえに我々の業界で「非伝投資的投資家」と言われるヘッジやPE、ソブリンなどの大型ファンドがテック株、未公開株へのポーションを増やしています。世界時価総額トップ5のすべて、トップ10中7社がIT企業である事に象徴される通り、IT産業は勝ち組にさえなればプライスは青天井だからです。

    その結果起きた事が
    第一に、テック未上場企業株の極端なインフレ
    第二に、非上場ステイブームです。
    上場しない直接的かつ最大の理由はシンプルに上場せずとも調達できるからです。

    最後にとどめが、米国5大テックメガ+アリババテンセントの7社、それに世界最大のソブリンファンド(サウジオイルマネーの運用者)と化したソフトバンクを加えた8社。この8社のコーポレートマネーがゲームのルールを大きく変えています。

    色々ルールを変えましたがその最大要因は時間軸。
    超長期で自社の生態系に資さえすれば幾ら積んでもOK。それと満期までに合理的な経済リターンを出さなければいけないファンドとは、そもそもゲームのルールが違います。レスリングのルールでK1を戦ってるようなもの。

    ただし実際現場では血みどろのバトルロワイヤルというよりは、VCと大型ファンドやメガコーポレイトは相乗効果もあるし協調投資もするし互いに売り買いもするビジネスパートナーと私は捉えています。
    いずれにせよ記事にあるToo much moneyが起業家をスポイルしかねないなど負の側面もありましょうが、総じて人類の前進・革新に大いに資していると私は考えます。
    タイトルの規律、マネーのディシプリンはマクロでは当然景況に左右されますが、本来個々の投資家が備えるべき資質、規律正しい人は時代に関係なく正しいです。


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    京都大学 教授

    本来、ベンチャー投資というのはしっかりとした目利きが必要であり、機械学習でやたらと資金を突っ込めばどれか当たりになるとか、そういうものではないと思うのです。
    --
    https://hackernoon.com/the-macroeconomics-of-venture-capital-c6af86023022
    --
    このサイトの真ん中あたりのグラフで示されている通り、テック・スタートアップ企業の数は、過去10年間で最も多くなっています。本来、ベンチャー市場と他の金融市場との間には壁があったのですが、最近はそれを乗り越えて、金融緩和の影響が、「第二のGoogle、Facebookを探せ」という資金の流れとしてベンチャー市場に流れ込んでいます。この状況は、スタートアップにとってはチャンスですが、その資金の出どころはどこなのか、と考えると、「資本の規律」に着目した日経・松崎編集委員の慧眼と考えるべきでしょう。イノベーションを実現するのにお金は必要ですが、お金を突っ込めば必ずイノベーションが起きるわけではないので、もし本当に規律が緩んでいるのだとすれば、いつかは誰かがつけを払うことになります。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    昔に比べればインフレもしているので、必ずしも初期調達金額が増加することは不自然だったりバブルとはいえない。一方で、企業がソフト寄りになりAWSなどのインフラも整備される中で、初期コストのデフレ化も進んでいるはず。もちろん、それゆえに初期の成長スピードも昔より求められているとも思うが。
    ただ、記事で指摘があるように、投資額が大きいこと=期待値が大きいことなので、良くも悪くもリスクを取りすぎてしまう側面はあるのかもしれない。


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