シガーソケットに差し込むだけで“つながる”。コネクテッドカー最前線
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OBDIIにつなぐデバイスよりも更に簡単なシガーソケットタイプ。セキュリティは非常に気になるものの、これで把握できる情報がある程度あればそれで事足りるサービス事業者もいるはずです。このような車両走行データによって保険料を決めるテレマティクス保険は、欧州では既に20%程度の普及率で2020年には30%を超えると言われています。
一方で日本でそれが進まないのは当該保険商品に対する金融庁の審査が大量の実データに基づく論拠を示さなければならないからといくつかの事業者から泣きの相談も受けています。これはもう少し規制緩和して貰わないと日本がこの領域で置いてけぼりにされる可能性もあります。繋がる化はすでに新車搭載レベルでは徐々に実現しつつあります。個別には緊急時に救援要請できたり、平時にはホストと連携してレストランやガソリンスタンドを探してもらったりできますね。メーカーはクルマの動きをビッグデータとして活用してもいます。
後付けコネクテッドの実力がいかほどかは分かりませんが、自動化、電動化と同じかそれ以上に繋がる化は次世代モビリティ社会において重要な位置を占めると考えられています。利便性と安全性の鍵ですものね。