枝野氏 新党「立憲民主党」結成方針固める
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注目のコメント
僕は比較的リベラルな考えを持つが、いつも消去法で自民や維新に投票してきた。
例えば僕は「原発ゼロ」は長期的には正しいと思う。フクシマを見たあとではあれが安全とはとても思えんし、地球が４６億年かけて溜めたエネルギーを掘っては消費するのは火力であれ原子力であれ持続可能じゃない。人類文明が何万年続くには、どこかで再生エネルギーへの全面転換は必須。
でも、じゃあいますぐチョンと原発を全部止められるわけじゃもちろんない。経済への影響もある。代わりに石油を燃やすんじゃ原発リスクと温暖化リスクを交換するだけ。本当に必要なのは、ヒステリックに再稼働中止を叫ぶんじゃなくて、原発ゼロを数十年の長期目標として目指しつつ、少しずつ再生エネルギーへの転換をしていく。物事は一朝一夕に変えようとしても変わらない。
平和主義だってそう。人類がお互いの喉に刃を突きつけ合うために年間２００兆円も使うなんて不毛の極み。世界中が軍隊も自衛隊も要らない時代が早く来ればいいと思っている。でも、今すぐに自衛隊を廃止すればいいかって、そういうもんじゃない。キムさんが核ミサイルを東京に向けている時に、イージス艦をスクラップになんてできません。「反対」のプラカードを基地の前に掲げて絶叫しても何も前に進まない。世界恒久平和という崇高な長期的目標を掲げつつ、目の前の外交問題を確実に処理し、少しずつ、少しずつ世界の緊張を解きほぐし、理想に近づいていくしかありません。
何事もそう。今の世の中、いろんなことが間違っている。そんなの誰だってわかっている。でも世の中はそうすぐには動きません。大きな岩にある日勝手に翼が生えて飛んで消えていくわけがない。大きな岩は、少しずつ、少しずつ押さないと動かない。ましてやつまらんことで首相の揚げ足を取ったりヒステリックに反対と叫ぶだけじゃ何も変わらない。
日本のリベラルを名乗る政治家は、そういうしぶとさがなかった。そういう忍耐強さがなかった。人気取りのパフォーマンスをするばかりだった。それでは、真のリベラルの理想は永遠に実現しない。むしろリベラルへの信用を失い、理想の実現は遠のくばかり。だから僕は自分の主義とは完全には合わない自民党に、消去法で投票してきたわけです。
どうか今度こそ、日本にまともなリベラル政党を作ってくれ。保守しかまともな選択肢がない状態を、今度こそ解消してください。憲法守れと声高に叫ぶ人たちは、憲法を聖書か何かと勘違いしてるんじゃ無かろうか。
聖書だって、時代の流れに沿って解釈が色々変わっているのに、憲法は変えなくていい、変える必要はないという思考停止した論調は、個人的に受け入れられない。
それに、日本の右傾化が止まらないと嘆く人もいるが、そもそも今までが左傾化しすぎていたのであって、今日本で争点にされている種々の事柄は、世界の国々からすれば、至極当たり前に日常に溶け込んでいるという事を、リベラル派は認めなければならない。
日本国憲法が出来たときは、その時代背景に沿って多分に影響を受けて作られているのに、それを殆ど変えないまま、戦後60年経過している。
今まで数々の法律が、増えたり無くなったり変わったりしているのに、憲法だけは変えてない。
地デジも映らない、壊れかけの白黒テレビを、リビングの中央に据えてるのと同じだ。
少なくとも、改憲の必要性を感じている国民は、その必要が無いと考える人たちと同様に沢山存在している。
頭ごなしに批判し、議論をしようとしなかったのは、与党ではなく野党であり、保守派ではなく自称リベラル派だ。
｢安倍さんの解釈改憲を良しとする人がこんなに居るのが信じられない｣という左翼お得意の言葉は、今更感を伴って空虚ですらある。
物事柔軟に考えられる人の方が、あらゆる局面で立ち回りが優れる。
時代の変化を見逃さず、柔軟に対処していける政党こそ、リベラル派、保守派を問わず、国民にとって必要であって、時代錯誤で石頭な政党には退出してもらうべきなのだ。
立憲民主党が、そのような確かなリベラル派になるかは、今後有権者が見極めていかなければならない。
