選挙をボイコットすることでしか、もうこの国を変えることはできないのではないか
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有権者の一人として投票に行かない選択をすること自体はご自由にとしか言いようがないですが、このような文章を書くのみで何もしない選択をして「国を変える」などと大それたことができるという考えこそ「どれだけ無駄なことなのか」にまずは思いを巡らせたほうが良いのではないでしょうか。
チャーチルがかつて「民主主義は最悪の政治形態だ。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればだが。」と看破したことは広く知られています。
つまるところ民主主義とは決してベストやベターを選ぶことのできる方法などではなく、数ある選択肢の中から「最悪でないもの」を選ぶ方法でしかないと言うことです。
それは平等という前提のもと、限られた利益と(チャーチル に言わせれば)幸運を再分配することに最適化された、民主主義という名のシステムの必然と言えます。
それに絶望し、過去代替案として何度も試された哲人政治、別名独裁政治を選ぶもよし、少しでもマシなソリューションに行き着けるよう努力するかは人それぞれです。
ただし、今後民主主義が人口動態の必然により、少数の若い世代に負担を押し付け、多数を占める高齢層にのみ再分配を続けるシルバー民主主義のような形に変貌すれば話は別です。
どんな投票をしようが、一定の層には必ずワースト、別の層には必ずベストというソリューションを常に選択しつづけるシステムは、もはや民主主義ではなく、形を変えた独裁でしかないからです。
もしかすると、この手の一見単なる愚痴にしか見えない非論理的とも思えるような言説も、来たるべき日本の未来に対する、ある種の不安の吐露だと考えると、あながちバカにしたものでもないのかもしれませんね。私は投票に行きますし、これからも投票に行き続けます。憲法で保証された国民固有の権利と認識しています。権利を放棄することも出来ますが、私は投票に行きます。