パナ、姫路で車載用電池生産へ 液晶工場の空き活用
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姫路は元々は日立とパナソニック、東芝の合弁会社であるIPSアルファテクノロジの二号棟として作られた8世代のアモルファスシリコン液晶パネルの工場で主にパナソニック向けのテレビ用大型液晶パネル工場。1号棟は茂原にあった6世代の工場。(こちらは今はジャパンディスプレイの工場)
リーマンショック後に合弁は解消され途中からはパナソニックのみの資本で運営されてきた。IPS液晶の産みの親であった日立出身者が大量にパナソニックに移籍した。
しかし、折からの不況と大型パネルの市況が崩れてしまっていたことから不利益/不採算事業と化しており、パナソニック液晶の赤字額も非常な金額だった。一時期、当該子会社が800億円の売り上げに対して2400億円の赤字だった時もあり、尼崎のプラズマ同様、相当な減損を強いられて来たと思われる。
既に外部から大型液晶パネルを買う必要が無いほど他社のパネルが潤沢かつクオリティも高く、地デジ後の不況に耐えられずといったところ。
姫路工場の建屋自体はまだまだ美しく、何かに活用されればと想像していたので、電池に取り組むというのは姫路という街にとっても朗報。デジタル畑が出身なので、こういった期間やお金のかかるスケールの大きい投資判断を、先をみて意思決定できるのはすごいと思う。もちろん目論見があってのことだと思うので、EVまわりの動向には引き続き注目したい。
車載用電池は、テスラ方式となっていくんでしょうかねー。
国内メーカーに採用されなくても、最終的に需要はありそうなので、あまりリスクはなさそうですけど。
国内賃金が相対的に下がってきてるのも要因でしょうね。