【枡野俊明】どんなに忙しくても掃除は自分でしたほうがいい理由
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うちの会社に入ると中途採用であっても、まず教えることは「フォルダの整理」です。社会人になって誰からも教わらないことだけど、ファイルを共有しながら仕事をするうえで、最も重要なことだからです。
フォルダは「安易につくらない」「その場所が適切か考える」「名前は決まりに準じているか」と、やたらにフォルダが乱雑しないように取り決めていて、定期的にチェックしています。
こうすることで、Dropboxもデスクトップも、いつでも整理整頓され、深い階層のフォルダにも迷うことなくスグにたどり着けます。人生のどん底にいるとき、「オレ、もしかしたら心が汚れとんのとちゃうか?」と安易に思い至り、毎朝のトイレ&風呂掃除を始めました。
以来、かれこれ10年近くたちますが、毎朝の掃除を始めてから人生が好転したので(実際は人生が好転するまで掃除を続けただけのことかもしれませんが)、怖くてやめられないんですよね。小心者なもので。
厄年の元旦も厄除けをやってもらったんですが、元旦だけふらっと来て「神様、仏様」とやるのもかえって罰当たりちゃうか?不遜じゃない?と心配になり、それ以来、毎月一日の早朝に山王日枝神社への参拝を欠かさないようにしたんですね。小心者なもので。
それが奏功したか、関係ないかはわかりませんが、厄年は何ひとつ災難がなくて、むしろイイことばかり起きたので、これやめたらロクなことが起きないなと心配になり、こちらも今月の一日で60か月連続の参拝(元旦以外は往復20kmランニングで)となっています。
1分1秒を無駄にできない合理的な人からしたら「バカ」かもしれませんが、イチロー選手が球場入りするときやバッターボックスに入るときに毎度同じことをするルーティンって、心を落ち着かせてくれる効果があると思うんですね。
それがパフォーマンスにもつながるのかなぁと。
あ。ちなみに、山王日枝神社を参拝するのは、バーキン保有率が高いこと、参拝者の口角が上がっていることから、「あぁ、ここに来る人は幸せな人の割合が高いんだなぁ」という実地調査の結果(自分調べ)を受けてのことです(笑)『AIに人間は仕事を奪われるかもしれない』
だなんて話を最近よく耳にしますが、この記事こそに人間としての成長、またターニングポイントの素が隠されているような気がします。
道具に動いてもらい、空いた時間を有効活用出来ているのか否か。
『道具に使われている人』は、ひょっとすると、ロボットに支配されてしまうかもしれない。
『道具を使いきれている人』は、ロボットを動かし、より効率よく成長していくかもしれない。
社会が発展すればするほど、個々の人生の実り方に大きな差が出てくるのかもしれませんね。
毎朝5分の掃除。
習慣化するまでは面倒くささや、しんどさを感じるかもしれませんが、まずやってみようかな、と思います。