我が社のM&A、8割以上が成功している理由
NewsPicks編集部
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つまり、ライザップ傘下になって株価上がることを期待してもらい買収時に負の暖簾が発生するくらいの割安な価格で買えるようにする、値上がりしたら創業オーナーに気持ちよくイグジットしてもらう戦略ってことですね。
創業者や現出資者から株式を買い取らない、経営陣/社員には基本的に残ってもらう、このような方針にてM&Aを実施するのは、計数や資金繰りを管理するCFO的なポジションはRIZAPから派遣して、以下のようなM&A戦略なのかな?と推察しました。
実力はあるが、ファイナンス面にてうまく経営できていない企業を対象として、
①RIZAPグループと何かしらのシナジーがありそうな企業へ出資をして、
②しつかりとした計数&資金繰りの管理をRIZAPグループとして実施し、
③瀬戸さんを始めRIZAP側が戦略面にて太鼓判を押すサポーターとなり、
④その企業の社長含めて全員にオペレーションに専念してもらう
というようなイメージなのかなと思いました。
買収時にて、プレミアムをあまり乗せずに出資することができるのであれば、このアプローチは理にかなっていると思います。(RIZAPの過去のM&A案件は、負ののれん益を認識するケースが多いと理解しています。)
但し、今後RIZAPグループがどんどん企業規模が大きくなる中で、このアプローチにてスコープに入るターゲット先が次第に減っていくと思いますので、いつの日かM&A戦略の方針転換をする決断に迫られた際にて、どういうアプローチを瀬戸さんを始めRIZAPグループが取るか非常興味があります。