仮想通貨が嫌い?「自由」が欲しくないやつは、使わなきゃいい
NewsPicks編集部
283Picks
コメント
注目のコメント
先週、香港で開催された「ブロックチェーン・グローバル・サミット2017」に足を運び、後藤記者と2人で取材してきました。中国政府の仮想通貨規制強化により開催地は北京から変更されるなど、一時はどうなることかと思いましたが、世界中から仮想通貨コミュニティのキーマンたちが集まりプレゼンテーションが行われました。
興味深いプレゼンテーションが溢れる中、中でも面白かった3人のプレゼンを厳選し、本日より3日間に渡ってご紹介していきます。
第一回の本日は、「ビットコイン・ジーザス」の異名を持つロジャー・バー氏。8月に分裂した「ビットコインキャッシュ」の素晴らしさを熱弁し、「気に食わないなら使わなきゃいい!」と叫ぶほど。会場は沸きました。講演というより、まさに一流のパフォーマンスでした。「保存しやすく、偽物を作りづらく、数に限りがあり、分割が容易で、均質で、丈夫で、そして移動させやすい」
これは通貨の条件ではなく、ビットコインの特徴に過ぎないと感じました。通貨の条件はもっと厳しいです。ビットコインとビットコインキャッシュ。どちらも元は同じソースコードで実現されていた仕組みであり、どちらが【本物】か【偽物】かではなく、どちらが社会にはばひろく支持されるか、こそがポイントなのだと思います。仮想通貨が面白いのは、技術だけではなく、その仮想通貨の背景にある思想やメッセージも含めて理解するべき存在だということでしょう。