NFLで過去最大級の抗議行動、トランプ大統領の発言に反発
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このニュースは米主要メディア全てでトップ扱いです。
WSJ、NYT、ワシントンポスト紙の米国版ウエブサイトではいずれも膝をついたNFL選手の写真が大きく真ん中に置かれています。
選手らとトランプ大統領の対立は、まさに今の米国社会の分断、そしてそれを修復するのではなく、結果的に更に深めている同大統領の言動の象徴として見られています。
政治をNFLに持ち込んだのは起立拒否を昨年始めた当時４９ers所属のキャパニック選手の責任だとの声もありますが、ひどい言葉を使って「クビだ」などとツイッターで週末中繰り返したトランプ大統領の言動は大統領として前代未聞です。
シーズンが始まったばかりのNFLがこの話題で注目し続けられるとしたら非常に残念です。
ちなみにNFLは早速「フィールドの中で我々はお互いのベストを引き出し、団結している」との動画をツイッター等でリリースしています。
https://twitter.com/NFL/status/911972323263172608ＮＦＬの歴史は意外と新しく、第１回のスーパーボウルは１９６７年。多様性の尊重などを盛り込みながら、「精密に中道ポジション」つまり、リーグとしては無色透明を目指して来ています。だからこそ、大統領の暴言は見過ごせないわけです。
そもそもトランプ氏という人は、アメリカン・フットボールのカルチャーをそんなに知らないようですから、どうせ保守主義とか愛国心で揺さぶれば何とかなると甘く見ていたんじゃないでしょうか。
