人間に残された役割は「遊ぶこと」?
NewsPicks編集部
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現時点において既に、人間が働かずに食べていくだけならば少なくとも先進国においては実現可能な富があります。つまり再配分の問題です。BIが本気で議論されているのもその理由です。
ここで論じている介護やサービス業に耐えうる高精密なロボットが将来実用可能になるとして、その時点ではコストが高いので富裕層のみにアクセス可能となるか、何らか税金等の社会的枠組みで全員に使わせるか、となりここでも再配分の議論が生じます。
そもそも、いつの時代も富裕層は遊んで暮らせるにも関わらず肩書無職、という人は地球上ほばいません。それは能力の問題無関係に人間たるもの等しく生産活動なくして消費のみをして生きるようには出来ていない生き物だからです。
社会的実装コストゆえに自動化可能であっても人間がやり続ける単純作業はだいぶ先まで残るでしょう。「そんな仕事は人間にやらせとけ」という具合です。新興国では現在そうです。
そもそも現時点で既にテクノロジーで可能であるにも関わらず人間がやっている事は膨大にあります。無人コンビニは今すぐ可能ですが留学生レジ打ちを雇うほうがRFIDタグ導入コストよりはるかに安いからです。
ドラッカーなどがまさにそうでしたが、この手の未来社会を語る際は、社会人類学や歴史に対する幅広い造詣がないと、テクノロジーだけでは現実的な未来論は出来ません。人は、面白ければ一生懸命やります。
それが遊びであれ、仕事であれ。
しかし、遊びと仕事では、その達成感は全く違います。
理想は、遊ぶことではなく、面白く仕事をすることだと思います。