今日のオリジナル番組


詳細を確認
タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
本日配信
14Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
「人材投資」は投資とはいえ、「生産性向上」のための投資とは、投資の方向性や時間軸、評価方法は同じではない。乱暴にいえば、生産性向上の結果は、人員削減、賃金引き下げではじめて具現化されるというディレンマがある。

賃金を企業活動の成果の分配としてとらえている限り、この二つは選択的にならざるをえず、ディレンマは解決できない。

「生産性向上投資」に比べ、「人材投資」は、対象である人の多様性により、はるかに複雑で、投資期間も長期的になる。さらに、効果測定は複雑で、簡単ではない。

これを解決するには、支払賃金を擬似的に資産化することが有効かもしれない。つまり、賃金を上げれば上げるほど、企業資産は増加し、企業価値は増加する。他方、資産効率(ROA)は悪化するので、支払賃金の投資効果をより厳密に測定管理することになる。

M&Aのストラクチャーの考え方な変わるかことになるかもしれない。人員リストラ自体は企業価値に影響を与えず、人材の生産性や収益性の問題としてとらえることになるからだ。

企業経営者の裁量(倫理観)に委ね、従業員を消耗品として考える賃金政策を変えていかなければならない。そのための政策税制を検討して欲しい。