FRBも理解乏しい量的緩和、効果はあったのか
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コメント
注目のコメント
本稿で唯一懸念材料として挙げられている「債券利回りが上昇すれば、この唯一のバリュエーション面での支援材料が消え、過去最高値圏で推移する米国株を買うことを正当化するのが一段と難しくなる」というのが目先気がかりではありますね。
これまでFRBは段階的な利上げを実施する中でも、マネタリーベースを縮小せずにむしろ拡大傾向を維持してきましたので、これを来月から縮小傾向に転ずることで堅調を維持する米国株市場にどの程度影響が出てくるかというのは興味深いです。
2009年3月に大底を付けてからS&P500はこれまでに4回にわたる10%超の大幅な調整が入りつつも8年半以上にわたって強気相場を継続し、高値を更新してきました。少なくとも目先に大幅な調整はあると考えたほうが自然ですが、これが弱気相場入りの潮目となるかどうか注視していきたいところですね。