日経平均は5日ぶり反落、買い先行も北朝鮮水爆示唆で下げに転じる
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日経平均株価は51円安で5日振りの反落となっています。
米株安より112円台の円安の方を好感して、今朝の東京株式相場は続伸して始まりました。ただ、4日続伸後の週末で高値警戒感もあり、徐々に上値が重くなりました。9時半過ぎにタイミング悪く「北朝鮮が太平洋上で水爆実験示唆」と伝わって、ドル円相場が80銭ほど円高に進んだことに併せ、株も反落する展開となりました。
100円近く下げる場面まであって、下げ渋って引けています。
防衛関連や電磁波シールド関連が上げた以外は、総じて軟調でした。
週を通せば396円高と続伸、「サプライズ解散」が伝わり3連休明けからいきなり2万円を回復し年初来高値を更新する急変振りで、尚且つ米FOMCで12月利上げ観測が復活し、112円まで円安に戻りました。
来週は月曜に安倍首相の記者会見、火曜が9月期末の権利付き最終売買日、月曜から水曜が日本郵政の売出価格決定期間である他、月末の経済統計ラッシュです。
2週間で1000円上げた相場、先ずは2万円台固めと観ています。日経平均株価、TOPIXともに5営業日ぶり反落。東証1部騰落銘柄数は値上がり636/値下がり1,276と売り優勢。業種別では上昇14業種/下落19業種。石油石炭製品、銀行業、その他金融業が高く、鉄鋼、化学、繊維製品が安い。東証1部売買高は16.9億株。東証1部売買代金は2.5兆円と8営業日連続で2兆円超。
為替、ドル円は円買い優勢。朝方112.55円(9:05)から午前中は一本調子に円が買われ、112円を突破する円高水準となり、11:50に一時111.64円。以降、午後にかけては円が売り戻され、15:20時点で112.07円。
日経平均は寄り付き20,413.61円、前日比+66.13円。前場寄り直後に日中高値20,417.07円(9:09)。その後、後場寄りしばらくまで上げ幅を縮小、マイナス圏となり、さらには下げ幅を拡大し、日中安値20,249.24円(12:51)。以降は後場大引けにかけて下げ幅を縮小。終値は20,296.45円、前日比-51.03円。